あの紛争地は今!?日本では分かりにくい一般市民の生活は?
アフガニスタン在住バーミヤン駐在員が現地レポート
『セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン』ニューズレター vol.39より
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンはニューズレター“world’s children”を定期的に発行しています。この春発行の第39号は、教育支援のグローバルキャンペーン『Rewrite the Future〜いっしょに描こう!子どもの未来〜』を特集し、支援地の子どもたちからのメッセージや、活動内容をレポートしています。
また、今回は数ある活動地から特にアフガニスタンのレポートをご紹介します。アフガニスタンは、度重なる内戦や世界情勢により、ほぼ全土に渡り外務省の退避勧告地域に指定されており、在留邦人数は200名を大きく下回るのが現状です。そのため現地の様子、特に一般市民がどのような生活をしているかは、日本にいるとなかなか伝わりません。
そのような状況下、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは2001年から現地調査を開始、2002年からは本格的な復興支援をスタートさせました。今回はその活動の様子を通じ、アフガニスタンの現状をレポートします。尚、詳細はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、ホームページhttp://www.savechildren.or.jp/でもご覧いただけます。
■駐在地:アフガニスタン・イスラム共和国バーミヤン北部サイガン郡
■ 駐在員:氏名園田智也(そのだともや)
2006年7月からセーブ・ザ・チルドレンアフガニスタン駐在員として勤務。
■現状
今でも内戦中に使用された戦車が、空き地や道路脇に放置されたままになっており、時折その車体や大砲の上で遊んでいる子どもたちの姿を見かけることもあります。
■治安
警官がバザールで大きな銃を肩から提げて歩いているような状況なので、一人で出歩かない、外出は極力控える、目立つ行動はしない、といったことは基本的なルールとして認識されています。治安に対してはまだまだ高い意識が必要です。
■学校教育
学校数と教室数が生徒の数に追いついていません。SCJ事業地があるバーミヤン北部のサイガン郡では、校舎を持たない公立小学校もあり、木陰やテントで授業を受けています。校舎やそれに伴う設備などの未整備が大きな問題として残っています。
■子どもの就学率全体としてまだまだ低い上に、学年が上がるにつれて減少する傾向があります。要因として、教員の質の低さ、親が教育に無関心であることなどが上げられます。子どもは農作業や家事など家庭内の仕事の大きな労働力となっています。
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